Philosophy


日本だけでなく、海外でも研鑽を積み、歯科医師として今日までさまざまな患者さまを診療してまいりました。 良い治療、すなわち患者さまにとって最善の治療を提供するためには、制限のある保険診療にとらわれない多種多様な技術の習得が必要不可欠です。この経験をもとに、常に新しい知識と技術の習得に専念し、さらに1日の治療人数を制限することで、十分な時間を確保し、患者さまにハイエンドな治療を提供いたします。
また歯科医療人の育成にも力をいれ、優秀な歯科医療人を一人でも多く輩出することが我々の使命のひとつと考えた医療の追求をして参ります。 

そしてこれらの積み重ねが、やがては日本の歯科医療への発展と貢献につながる事と信じております。 

医学博士    山本康博

Yasuhiro Yamamoto DDS. PhD. 

 Dr.L.D.Pankey(1906-1989)の歯科診療哲学

  • 前向きで誠実であること
  • 全ての患者に対し自分の知りうる最善を尽くすこと
  • 生涯にわたり患者が全ての歯を最大限の快適性と機能、健康、審美性を維持できるように援助すること
  • 卓越した歯科技術、学術の継続した研鑽をすること

包括的歯科治療と自由診療について

包括的歯科治療とは、保険診療のように歯1本だけを治療するのではなく、患者さまお一人お一人に寄り添い、最善な口腔内環境を整えていくための、言わば完全オーダーメイドの治療です。


自由診療は保険診療と違い、治療に関する制限がありません。患者さまのご希望に沿った最善の治療が可能です。
「丁寧」「確実」「高精度」の医療を提供するため、お一人お一人に十分な時間を確保いたします。
「自由診療」と「自費診療」は全く意味が異なります。多くの歯科医院が混在して使用しており残念に思います。
またインプラントや矯正治療を提供されている歯科医院は数多くありますが、それぞれの各専門の先生にゆだねており、結局それぞれ別の治療になり包括的な歯科治療が提供されていないようです。
「完全オーダーメイドの診療」では自由診療のなかでも、矯正からインプラントまで様々な歯科医療が一人の歯科医師で提供可能な当院だからこその特徴を紹介しております。 


自由診療を受ける際のポイント

患者さまのお口の中の状態がそれぞれ異なるように、先生によって技術、治療方針が違うことが大前提の自由診療は歯科医院によって治療費や治療内容が違います。
同じ治療内容を提示していても、先生や医院の方針によって「技術」や「説明の仕方」「金額」に違いがあります。
ぜひ「どの先生の治療を受けるか」を念頭に置いて歯科医院を探されることをお勧めします。

人によって良い歯科医師、悪い歯医者は異なる患者様によって重要視するポイントが違うこともあり、Aさんにとって良い歯科医院でも、Bさんにとって良い歯科医院かどうかはわかりません。

歯科医師選びの際はホームページの情報をうまく使いながら、自分に合った歯科医院を探しましょう。そして治療の際はドクターと話し合い、良い信頼関係を築いていくことが何より大切です。
患者さまは、10人いれば10人とも口の中の状態は違います。

保険診療では治療内容や使える材料に制限がある為、毎日保険の範囲内での治療をしていると、同じパターンの治療しかできなくなり、歯科医師とそれに携わっている医療従事者の技術の向上は望めません。


患者さまひとりひとりの口の中の状態に合わせたオーダーメイドの治療を毎日していることによって、どんなに難しい要望にも応えられるようになります。(医学的根拠のないものは除きます)

制限のない自由診療のメリットは、患者様の満足だけでなく歯科医師の技術の向上にもなります。
ただ白い歯を入れる、抜いた歯の代わりにインプラントを埋入する、矯正して歯並びをきれいにするということだけでなく、歯科治療のゴールは、おひとりおひとりの患者さまのかみ合わせを治して健康になって頂くことであり、また長期間安定した状態を維持することです。
それが我々歯科医師の仕事ということを、かかる側の患者様も理解して治療を受けるのがポイントとなると思います。 

 自由診療と保険診療は何がどう違うのか、

皆さまはご存知でしょうか? 

日本の保険制度とは


世界でも日本にしかない保険医療制度は、国民のほぼ全員が加入し、国民の誰もがいつでも安く病院にかかれるということで「国民皆保険制度」といわれています。これは世界的にもとても優れた制度で、その恩恵を受け日本人の平均寿命は世界的にも常に高いレベルで維持されているといえます。 

歯科の分野においてもこの制度が作られた昭和30年~40年ごろは虫歯の洪水といわれる時代で多くの人々が救われました。安価な費用で、最低限の痛みを止める【治療】が受けられたからです。歯の神経を抜く【治療】も歯を抜く【治療】も歯を抜いた後に入れ歯を作る【治療】もすべてこの健康保険内で行うことができました。
 

しかしながら今の時代においては、もはや虫歯を削ることや歯周病で歯を抜くことよりも、虫歯や歯周病にならないよう「予防」することの方が大切になってきました。

にもかかわらず、これら予防処置に健康保険を使うことは残念ながらできません。
健康保険は、「病気」の状態でないと使えないのです。

いまだに歯科保険制度の中心をなすのは歯を削って詰めること、痛くなったら神経を抜くこと、ダメになった歯を抜いて入れ歯を作ることなどの【治療】と呼ばれていることなのです。
しかし、残念ながら歯は再生しない組織であり、自ら修復することはできません。
結局のところ、歯科医師が代わりの材料を歯に詰め、延命行為をしているにしか過ぎず、これが【治療】といわれ真の意味での治療行為ではないといえます。

治療であるならば病気が文字通り治らなければならないはずです。歯を削って詰めてもまた隙間から虫歯が再発するようでは治ったことにはなりません。ましてや、ぐらぐらになってしまった歯を抜くことは、当然治す行為ではなく、歯周病の治療とは言えないはずなのです。

質の高い修復治療実現のために 

素材や材料について


保険診療で使用されている金属(銀合金)やプラスチック主体の材料は、口腔内で劣化や腐食(錆びる)したり、細菌(プラーク)が付着しやすくなりますが、自由診療で使用するセラミックスや貴金属(金合金・白金加金合金)においては、この腐食や細菌付着のリスクが低く、長期間にわたり歯も歯ぐきも良好な状態を保つ事ができます。

また、精度の高い金合金やセラミックスであれば、周りの歯の摩耗などで咬み合わせが変わっていっても、ご自身の歯ではなくセラミックスの方が欠けていきますし、軟らかい金合金であれば馴染んでいきます。それゆえ、質の高い修復治療の成功には、この精度の高い修復物と精度の高い咬み合わせ治療と、患者さまに合った材料の選択を慎重に行うことが必須であり、結果的に歯やからだに優しい治療の実現が可能になってくるのです。

誤解を招く言い方になりますが、ただ単にセラミックなどの高価な歯を入れるだけの治療では決して歯は長持ちしません。

大切なことは、歯という臓器はお互いにかみ合うことで機能します。場合によっては、かみ合う相手の歯反対側の歯の治療もしっかり行うことで、かむ力(咬合力)をコントロールする必要があるのです。


そして何より『丁寧』『確実』『高精度』な治療を行うには、


皆様は、ご存知でしょうか?
今の日本の健康保険では『時間』に対する評価はありません。 一本の歯の虫歯治療に、1時間じっくり時間をかけるのと10分で済ませるのとで、保険治療では費用に差が生じることはないのです。

赤字覚悟のボランティアであれば保険内でそういった時間をかけることも可能ではありますが、医院を維持していくのに必要な採算性を度外視するわけにもいかず、低い保険の評価の中では良質な歯科医療を提供するのに限界があるといえます。

これが自由診療(保険外診療)を選択された場合には異なってまいります。
治療にかける時間は、あくまでもその歯にとって理想的な治療の行程に必要な時間全ての合計で決められています。

歯を削り過ぎないように『丁寧』に、 

虫歯の取り残しがないように『確実』に、 

虫歯が再発しないように『高精度』に。

自由診療の治療を選択された患者さんには、こうした虫歯一本の治療に対し、最低でも1時間から2時間程度のご予約を確保せていただいております。

とくに健康保険で行う歯の神経の治療は採算性が乏しく、十分な時間をかけて治療を行うことが難しいといえます。その歯の保存の可否を決める歯の神経の治療は、当院では1時間以上の時間をかけて行うこともあります。そしてそれだけの時間をかけられるからこそマイクロスコープ(歯科用顕微鏡)などを効果的に活かすことができ、精密な修復保存処置が成功するのです。

大切なのは、こうした時間の制約のない 『丁寧』『確実』『高精度』といった治療を行うことで、その歯を再治療せず、なるべく長く持たせることが初めて可能になってくるといった事です。

よく保険診療とと自費診療の違いは『治療する部位や、詰めたり被せたりする材料の違いだけ』という誤った認識が蔓延しています。

もちろん材料や使用する機器などが違うというのは事実ですが、こうした時間の要素が実は大きなウェイトを占めているということを是非知っていただきたいのです。

 

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